一般・予防診療について
一般診療
幅広い診療科に対応しております。実際のところ、症状から「何科にかかればいいのか」を判断することは私たち人間でも難しいですよね。症状の聞き取りや身体検査から、診断に必要と考えられる検査を判断し、費用や体への侵襲性をご相談・検討しながら進めさせていただきます。
予防診療
予防ワクチン、ノミ・ダニ・フィラリア予防薬も効果や費用の異なるものを複数ご用意がございます。各患者様に合わせた内容でご提案可能です。健康診断につきましても、前もってのご予約は不要です。当日に患者様の状態を見ながら適切な検査内容をご家族様にご提案させていただきます。
外科手術について
当院で実施可能な手術
わんちゃん、猫ちゃん、エキゾチックアニマルさんの避妊・去勢手術、各種腫瘍摘出をはじめとした軟部外科手術、歯科・口腔外科手術を実施します。整形外科手術や、胸部血管外科手術、白内障手術などの眼科手術に関しましては専門医療機関をご紹介いたします。
腫瘍科診療について
動物の腫瘍について
腫瘍とは、遺伝子のエラーなどにより細胞が異常に増殖してしまう病気のことです。腫瘍には良性のものと悪性のものが存在し、中でも悪性腫瘍は転移・浸潤することにより正常組織を蝕んでいきます。わんちゃん、猫ちゃんだけでなく、エキゾチックアニマルさんにも発生由来母地の異なる多種多様な腫瘍が発生します。多角的な視点で検査をご提案し、外科手術や化学療法、補助治療を実施します。放射線治療や当院では実施できない検査に関しましては専門の医療機関をご紹介いたします。
腫瘍の診断について
画像診断検査
当院ではX線検査、超音波検査の実施が可能です。申し訳ございませんが、CT検査・MRI検査は当院では実施できないため、他院をご紹介いたします。
生検・細胞診断検査
細い注射針や、生検用の器具を用いて病変部から組織を一部採取し、顕微鏡で確認します。時には血液や尿などの検体から腫瘍を鑑別する場合もございます。院内での迅速診断に加えて、詳細な診断については病理診断医の先生に検体を提出いたします。病変の部位や動物さんの全身状態などに応じて、検査に麻酔が必要かどうかは変化いたしますので、都度ご提案いたします。


腫瘍の治療について
外科手術
様々な検査の結果から、外科的な切除が必要・可能と判断された場合には全身麻酔下で外科手術を実施する場合があります。強力な局所治療になりますが、必ずしも根治的とは限らず、時には生活の質を改善したり、緩和的な目的で実施する場合もございます。
化学療法(抗がん剤治療)
一部の腫瘍では化学療法が治療の第一選択となる場合がございます。必ずしも全ての腫瘍に化学療法が効果をもたらすわけではございません。また、他の治療と組み合わせての適応や、緩和的な適応など、ご家族さんと相談して最適な治療計画をご提案いたします。

放射線治療
外科・化学療法と並び、腫瘍治療の大事な柱の一つです。放射線治療は、腫瘍の発生部位により外科手術が不適応の場合や、手術では取りきれなかった病変に組み合わせて使用することで局所制御効果をもたらします。残念ながら当院では実施できないため、適応と思われる場合には専門の医療機関をご紹介いたします。