マダニ!※写真閲覧注意

夏真っ盛りですね。毎日植栽に水をやらないと野菜炒めになってしまいそうです・・・
さて本日のトピックですが、みなさん、ノミダニ予防はしっかりされていますでしょうか?
つい先日ご来院いただいたわんちゃんにマダニがついているのを発見しました。
どうやらマダニ予防を忘れちゃったよ、、、とのことで
山口市にもマダニはいるんですよね。
(大学時代、山大の横の山で白いシーツをひきずってみるとマダニがいっぱいついているよ、なんて実習がありました)
近年は県内でもマダニの媒介するウイルス伝染病、SFTS(重症熱性血小板減少症)の発生も確認されています。感染・発症すると致死性の高いウイルスです。特に猫科動物は非常に致死率が高いです。
つい先日、このウイルスに感染した猫さんを診察した獣医さんが亡くなられ、全国ニュースになりました。マダニ→猫に感染して、その猫から他の動物さんや人にさらに感染するんですよね・・・。
このウイルス、実はマダニがどの程度動物の体表にいたら伝播されるのかまでは分かっていないのです。
吸血時には写真の右側にある「口器」を皮膚に突き刺し、セメント様の物質を分泌して固定します。
飽血(血を目一杯吸い切った状態)するか、専用の器具で取り除かなければ、無理やり引っ張ると口器が皮膚に残り炎症を起こします。
ひどいと皮膚の一部を切除することになるんだとか・・・・
まずは刺されないようにすることが大事です。
予防薬を使うことはもちろん、草むらなどはなるべく避けるようにしましょう!
猫ちゃんはお家の中で涼しく過ごしてください!
大切なご家族と、ご自分の命を守るため、しっかり予防していきましょう!