【よくある疾患シリーズ】ゴールデンハムスターの心臓病
当院ではハムスターさんが来ない日はほぼ無いほど毎日ハムスターさんがご来院されます。
犬=猫>鳥>うさぎ>ハムって感じのパワーバランスです。
最近ではかなり鳥さんが追い上げてきましたが、ハム数もなかなかにウサ数を追い上げてきました。
そんな中でよく遭遇するパターンがゴールデンハムスターの心臓病です。
発見時の進行具合はさまざまですが、中高齢のゴールデンハムスターさんが体調不良でご来院された場合には警戒する病気の一つです。別件でのご来院でも偶発的に発見され、ご家族の方は気づかれていないケースもあります。
気づいた時、と言いますか、症状が出ている時にはすでにかなり病態的には進行していると言えるでしょう。
検査はX線検査や超音波検査を行いますが、状態が悪ければ、X線検査しか行えないこともあります。
確かに体は小さいですが、この画像のように、超音波検査では心臓の動きや逆流の有無、心臓の収縮率、血栓の有無などを評価することができます。

(ゴールデンハムスターの左心房内血栓症の一例)
治療は内科的な治療に終始しますが、その反応性はさまざまであり、一般的には早期に発見された方が反応性は高いです。
すでに進行が認められる症例でも、そこから内科管理で数ヶ月にわたり頑張ってくれる子もいます。
本人の状態や、ご家族様のご希望を聞きながらできることをしてあげられたらと思います。