【よくある疾患シリーズ】小鳥のメガバクテリア
若い鳥さんが嘔吐している、というパターンで多いのがこの病気です。
セキセイインコで特に検出率が高いです。
症状がなくても、潜伏感染しているケースもあり、お迎え検診で見つかることもあります。
メガバクテリア症は、マクロラブダスという棒状のカビが胃の中間帯という部分に感染することで、嘔吐や消化不良、体重減少や元気消失、血便などさまざまな症状を引き起こす病気です。主に便検査で細菌よりもかなり大きい特徴的な菌体を検出し、診断します。(PCRでも検出できます)
この病気は感染症なので、菌体を抗菌療法にて殺滅することで排除できますが、長期にわたって感染した場合には不可逆的な(元に戻せない)胃炎を起こし、将来的な胃癌の発生リスクをあげると言われています。
新しくお迎えした鳥さんが持っていて、他の子に感染してしまったケースもしばしばあります。
当院ではお迎え検診・定期検診をお勧めしており、お迎え検診では便検査と合わせて、そのう検査、場合によってはPBFD、BFD、ボルナウイルス、オウム病クラミジアなどのPCR検査を行っています(PCR検体には採血や、数日分のうんちを集めてもらう場合があるので、不明点がある場合にはお問合せください)。